
私は第三種電気主任技術者試験を受験するにあたり、JTECの電気主任技術者受験講座を受講しました。
技術講座専門のJTEX
他にも一般的な参考書を使用して勉強しましたが、とにかく電気の知識ゼロだった私は、いろんな教材を見てみたいと思いこの講座を受講しました。
この記事では講座を受けて良かったこと悪かったことについてお伝えします。
受講を検討している方の参考になれば幸いです。
もくじ
JTEC電気主任技術者電験三種受験講座とは

JTECとは?
JTECは「職業訓練法人日本技能教育センター」というそうです。
そんな法人もあるんですね。
JTECは1971年より技能労働者を育成する通信教育を行なっている法人です。
電験三種以外には以下のような受験講座を開講しています。
・第三種電気主任技術者試験
・エネルギー管理士
・電気工事士
・技術士
・電気工事施工管理技士
・ビル監理技術者 等
関連ある資格の講座が多く開講されています。
受講してみて、自分に合うようであれば、他の講座を受講してみるのもいいですね。
ちなみにこの「電気主任技術者第三種受験講座」は資格講座の中で一番多く受講されている講座らしいです。
電験三種受験講座はどんな講座?
「通信講座」とは言っても基本的には自学自習です。
期間中に、6回のレポートを提出する必要があります。
まず、受講を申し込むと大量の教材が送られてきます。
教材構成
・テキスト7冊(理論1,2 電力1,2 機械1,2 法規1)
・別冊2冊「学習をはじめるまえに」「前年問題と解答・解説」
・模擬試験シミュレーションソフトDVD-ROM
・レポート問題集
このボリュームはありがたいですね。
参考書を自分で読み進めていき、計6回のレポートを期日までに提出します。
一回一回の期日はなく、最終何日までに全て提出できれば良いことになっています。
課題は採点され、間違っている箇所は赤ペンで直され、ポイント等のコメントをしてくれます。
付属のDVDでは最新の試験問題と重要語録をまとめた単語帳の様なものが見られるそうです。
私は見るのを忘れたまま紛失していましました、、
どんな参考書が使われるか
JTECからは参考書が計7冊送られてきます。
それぞれ内容は以下の通りです。
科目 | 内容 |
---|---|
理論1 | (1)電気数学 (2)直流回路 (3)電気と磁気 (4)静電気 |
理論2 | (1)交流回路 (6)電子現象 (7)電子理論 (8)電気計測・電子計測 |
機械1 | (1)水力発電 (2)火力発電と新エネルギー発電 (3)原子力発電 (4)変電所 (5)送電 (6)配電 (7)電気材料 |
機械2 | (1)直流機 (2)変圧器 (3)誘導電動機 (4)同期機 (5)パワーエレクトロニクス |
電力1 | (1)水力発電 (2)火力発電と新エネルギー発電 (3)原子力発電 (4)変電所 |
電力2 | (5)送電 (6)配電 (7)電気材料 |
法規1 | (1)総則・電路の絶縁 (2)接地および接地工事の種類 (3)電気機器・発変電施設 (4)電線路 (5)電気使用場所の施設 (6)電気関係法規 (7)電気施設管理 |
他の一般的な参考書同様、試験範囲をしっかり網羅しています。
レベルとしては、「みんなが欲しかったシリーズ」や「やさしく学ぶ」と同等またはもう少し優しいくらいです。
理論科目に関しては電気数学や物理の基本知識等も収録されており、とにかく初学者向けの参考書となっています。
JTEC電験三種受験講座を受けてみて

講座を受講してみて、良かった点、悪かった点がそれぞれありました。
参考にしてください。
受講して良かった点
①参考書が優しい
参考書はとにかく一から電気を学ぶ方向けです。非常に丁寧に解説がされています。
最初に始める一冊としては最適
②レポートがあることにより勉強が習慣化する
レポートの期日はだいぶ後ろの方に設定されており、それまでに6回分提出すればいいことになっていますが、一応一ヶ月に一回提出することを推奨しています。
私はそれを意識して「この日までにこの分野をマスターしよう」と目標を立てて勉強を進めたので、勉強自体を習慣化することができました。
受講して悪かった点
①通信教育としての受講するメリットがあまりない
参考書は多く届きますが、講座自体の受講料は3万円程で決して安くはありません。
通信教育としては6回のレポートがある程度なので、通信教育としてのメリットがあまりない様に思いました。
②これだけで合格は難しい
メリットの裏返しですが、参考書はあくまで初学者向けであり、基本的内容が多く収録されています。
電験三種ではより幅広い知識が必要なため、結果として他の参考書を購入して勉強する必要があります。
まとめ
電験三種受験講座を受けてみて思ったことは「初学者にはおすすめ」ということです。
参考書は基礎的なことが多く書かれており、レポートの提出という義務感もあるため、勉強が進めやすいと思います。
また逆に、自分でどんどん勉強を進められる方はレポートの提出が鬱陶しく感じるかもしれません。
そういった方は届いた参考書もすぐに物足りなくなってしまうと思うのでおすすめしません。
自分の能力に応じて受講するしないを決める様にしてください。
お申し込みは下記より。
技術講座専門のJTEX