電験持ちの転職

【体験談】電験持ちの転職活動はどんな感じ?何を聞かれる?

私は第三種電気主任技術者試験合格後に転職活動をなんとなくはじめ、翌年第二種電気主任技術者試験に合格したことをきっかけに転職活動を本格的に行いました。
住んでいる県内の2社を受けて、結果として2社とも内定をいただくことができました。
今は内定をいただいた内の一社で電気主任技術者として勤務しています。

この記事では私の実体験を元に、電験持ちの転職がどの様だったかまとめています。
これから転職を検討している方はぜひ参考にしてください。



私のスペックと転職の経緯

電験二種合格後の私のスペックは以下の通りです。

保有資格:電験二種、エネルギー管理士、第二種電気工事士、ガス主任技術者甲種
年齢:27歳
実務経験:1年半程度
学歴:駅弁理系大卒

まあぼちぼちといったところです。

ちなみに前職ではとある施設で働いていました。
そこでは高圧受電(6600V)でしたので電験二種は不要です。

そこの施設課で設備管理及び電気担当として1年半働きましたが、電験二種合格を機にキャリアアップを目指すこととしました。
(最初の配属は全く電気と関係の無い部署におり、3年目に施設課に異動になりました。)

採用までの流れ

まずは転職サイトで電気主任技術者の求人を探します。
転職サイト、転職エージェントについては以下の記事を参考にしてください。
求人検索の方法は様々です。

【転職】電気主任技術者(電験三種・電験二種)が利用すべき転職サイト

私は第三種電気主任技術者試験(以下電験三種)合格後に転職活動を始めました。結果としてその翌 ...

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興味がある企業が見つかれば、履歴書と職務経歴書を送りましょう。書類審査が通過すれば面接となります。
転職エージェントがいる場合は転職エージェントに提出する形になります。
新卒採用試験と異なるのは職務経歴書が必要になることです。
また、WEBテスト(現地でペーパー試験の場合もあり)により足ぎりする企業もあるのでしっかり準備することが必要です。
採用試験の主な流れは以下の様になります。


エントリー(履歴書+職務経歴書の提出)→ WEBテスト(無いところもあり)→ 一次面接 → 二次面接 → 採用

職務経歴書とは?

職務経歴書と聞いてぱっとこない方も多いと思います。私もそうでした。
大学生の時に就職活動をした際はもちろん不要でしたが、転職の場合この「職務経歴書」が必要になります。

履歴書と異なり、フォーマット自由となっているのがさらに厄介です。
しかし、職務経歴書で調べるとおおよそ同じようなフォーマットが出てくるのでそれを使う様にしましょう。



ポイントとしては、実務経験を分厚く書くことです。
企業は電気主任技術者としてのあなたの技量を知りたいのです。
実際私は3年半ほどは別の部署で仕事をしていましたが、その時のことは面接で全く触れられませんでした。
たとえ実務権権が1年しか無くても、面接のネタに繋がりそなことを多く書いた方がいいです。


経験不問の求人であっても関連がありそうな業務を記載しておけば面接官は必ず食いついてきます。
そうすれば聞かれることが予測できるため、面接の対応がしやすいです。


下記は職務経歴書のテンプレートの一種です。
私もこれを編集して使用しました。
リクルートエージェントのHPでダウンロードできます。

職務経歴書は勤続年数が長い人ほど書くことが多く困ると思います。
しかし、企業側からすれば、面接という限られた時間の中で応募者の採用可否を判断する必要があるので、
職務経歴書にはアピールポイントのみ記載し、A4 2枚程度でまとめましょう。


ポイント

・履歴書よりも職務経歴書に力を入れる
・電気主任技術者としての業務経験をできる限り多くアピールする(関係無い業務はほとんど触れられません。)
・未経験の方は、電気主任技術者の業務につながりそうな職務内容を記載する。(施工管理や設備の点検業務、電気工事等)
・ポイントを抑えて2枚程度でまとめる

電気主任技術者の募集では面接でこんなことが聞かれる

面接の回数は何回?

企業によりますが、面接回数は大体二回だと思われます。
今はこのご時世なので、全て二回ともWEB面接になるでしょう。

一次面接

私の場合は、2:1のWEB面接でした。
ひとりは人事部の中途採用担当の方、もうひとりの方は採用先の部署の上司となる方でした。
ここは場合によっては人事担当者2名となる可能性もあります。
中途採用の場合は、新卒採用と違い、人物重視というより能力重視な傾向があるため、採用部署の課長級が面接官となるケースが多いようです。

二次面接

一次面接同様、2:1のWEB面接でした。
ひとりは人事部の少し職級が上の方(役職忘れました)、もうひとりは採用先の部署の部長級の方でした。


面接時間はどのくらい

私の場合、一次試験、二時試験ともに45分でした。
経験上、1時間以上やることはないので、大体30分〜1時間程度だと思います。

どんなことを聞かれる?

これは本当に企業や担当者によると思いますが、私が実際に聞かれた質問をまとめました。
まとめてみると普通の内容ばかりですね。
質問事項は下記になりますが、基本的には自己PRと職務経歴書の内容を深掘りする内容が多かったです。

・志望動機
・自己PR
・長所、短所
・今までに経験した一番大きな失敗
・上記に対する対応策
・リーダーの経験
・仕事で心掛けていること
・他に採用試験を受けている会社があるか
・現在の会社での電気主任技術者としての仕事内容
・現在の会社の受電電圧
・内定となった場合いつから働けるか
・休日の過ごし方

面接の雰囲気は?

一次面接

非常に穏やかです。私の現上司は、笑顔で接してくださりリラックスができました。
このSNS社会で圧迫面接するような企業はまともではないので、しっかりした企業であればあまり心配する必要はないでしょう。

二次面接

一次面接比較すると堅苦しい感じの雰囲気がありました。面接官が部長級の方だとそうなってくるのでしょう。
業務に関する鋭い質問も多く、かなり苦戦しました。

内定までの期間はどのくらい?

まず、履歴書と職務経歴書を提出して、面接の案内がくるまで一週間程度
一次面接が終わって二次面接の案内がくるまで2,3日程
二次面接が終わって採用通知がくるまで1週間程度

書類を提出してから、順調に進めば一ヶ月程度で内定をもらえるでしょう。

ただし、仕事をしながら平日に面接の時間を作るのはなかなか難しいです。
基本は先方の提示した面接予定日から希望日を回答する方式なので、都合が合わなければどんどん後ろ倒しになる可能性もあります。

まとめ

電気主任技術者の採用試験について、自分の体験を元に書いてみました。
基本は通常の転職と変わりありませんが、電気主任技術者としての業務内容は一度自分の中で整理して、
質問に答えられるようにしておく必要がありますね。


  • この記事を書いた人

もち

メーカーで電気主任技術者やってます。1993年生まれ。保有資格:第三種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、エネルギー管理士、ガス主任技術者(甲種)、第二種電気工事士 お問い合わせは↓より

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