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【2022年度版】電験二種二次試験おすすめ参考書・テキスト

第二種電気主任技術者試験の二次試験で使うおすすめの参考書・テキストをご紹介します。
電験二種は一次試験と二次試験の間が2ヶ月ちょっとしか無いため、なるべく効率よく勉強を進めたいところです。
当然、参考書選びにも時間がかかります。
この記事では私が使った参考書・テキストを勝手に評価して紹介しています。
これから二次試験対策を始める方の参考書・テキスト選びの手助けになればと思います。

以下の記事も参考にしてください。

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【2022年度版】電験二種おすすめ過去問(一次試験+二次試験)

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電験二種完全攻略二次試験対応(オーム社)

オススメ度★★★★☆

電験二種二次試験の王道のテキストです。
二次試験を受験する方の多くが使っていると思います。
特徴としては平成7年〜平成30年までの全240問を掲載しているということ。とにかく多くの過去問を解くことが重要な二次試験においては十分な量が掲載されています。
テキスト内も「電力」「管理」「機械」「制御」の4部構成になっており、分野ごとに集中して学習することができます。

メリット

①過去問24年分が掲載されており、問題数は十分。
②問題は分野ごとに掲載されており、体系的に学習することができる。
③メインで使う参考書・テキストとしては文句なし

デメリット

①誤表記がいくつかあり、正誤表が必要。
②分野ごとに掲載されているが、論述問題と計算問題は区別なく載っているため、論述だけ勉強したい時には少し使い勝手が悪い。(個人的感想)

キーワードで覚える電験2種二次論説問題(電気書院)

オススメ度★★★★★

電験二種二次試験の論述問題に特化した問題集です。回答例も非常にボリュームがあり、類似問題にも対応ができるようになっています。
論述問題として独立しているため、隙間時間に読書感覚で読む事ができます。自分は仕事の昼休みとかに読んだりしていました。
個人的には論述問題を勉強するときはいっきに問題を流し読みしたいので論述問題だけでまとめられているのは非常にありがたいと思いました。
また、一次試験電力の対策にもなります。

メリット

①論述問題として独立しており、読書感覚で勉強が可能。
②持ち運んで隙間時間に勉強といったような使い方をしたい人には適している。
③解説が非常に詳しく書かれている。

デメリット

①昭和40年代の問題もあり、近年の出題傾向からはそれたような問題も載っている。
②機械制御は論述問題がほとんど出題されないため、一冊のうち機械制御の分は(約半分)は不要。

戦術で覚える電験2種二次計算問題(電気書院)

オススメ度★★★★★

前述の「キーワードで覚える電験2種二次論説問題」の計算問題版です。計算問題には解法のパターンがあり、それを知っていれば満点を取る事ができるというのがこのテキストの趣旨。昭和40年以降に出題された計算問題の中から特に重要な問題を厳選して解説してあります。
二次試験では10〜20年ほど前の問題が出される傾向があり、その年代の重要問題を学ぶ事ができるのは大きなメリットです。

メリット

①単元ごとに過去の重要問題を学ぶ事ができる。
②特に自動制御は十分な問題数と解説があり、初学者でも学びやすく、テキストの趣旨であるように解法を学べば満点を狙うことは十分に可能。

③計算問題はこれ一冊でも対応可能。

デメリット

①前述「キーワードで覚える電験二種」同様にあまりに昔の問題は近年の出題傾向には合っていない
②解説は若干飛躍した部分あり。

電験第2種二次試験これだけシリーズ(電気書院)

オススメ度★★★☆☆

電験三種の参考書として使われた方もいると思います。お馴染みの「これだけ」シリーズです。
電験二種二次試験のテキストはほとんどが問題集になっているのに対し、このこれだけシリーズは唯一の参考書形式となっています。初歩的な内容も有り、一からしっかり学びたいという人には良い本です。
ただし、一次試験合格後に読み始めるには少し遅い気がします。
星3つとしましたが、使い方次第です。例えば一次試験の勉強中に読む参考書としては一番ちょうど良いと思います。
また、「電力管理論説編」は一次試験対策にもなるため、買っておいてマイナスでは無いです。

メリット

①二次試験の内容を一から学ぶには適した参考書
②中でも電力管理論説編は一次試験対策にもなる優秀な参考書

デメリット

①内容は基本的なところが多く、あくまで導入としての参考書であること
②「これだけ」では合格はできない

これだけは知っておきたい電気技術者の基本知識(電気書院)

オススメ度★★★★☆

最近、電験界隈で名前が挙がる参考書です。
発変電、送配電、施設管理、電気機器、電気応用、パワエレまで広範囲を掲載しています。それぞれのテーマに対して基本的な内容から深い内容まで、初学者にわかりやすく図表を多く取り入れて解説してあるのが特徴です。
電験二種二次試験論説問題に適応した内容になっています。これを使ってメインに学ぶよりもプラスαの参考書として使うのが良いと思います。
また、電験二種にとどまらず、電験一種や技術士を目指す方にとっても買っておきたい参考書の一冊です。

メリット

①手持ちの問題集、参考書を読み尽くした、読み飽きたという方にはオススメの一冊
②図表が多く、これまでよくわからなかった部分も解決する可能性がある
③電験一種や技術士試験、電気主任技術者としての成長を視野に入れている方には適した参考書

デメリット

①デメリットではないが、あくまで+αとしての参考書。メインは前述の参考書で学ぶのが良い。

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もち

メーカーで電気主任技術者やってます。1993年生まれ。保有資格:第三種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、エネルギー管理士、ガス主任技術者(甲種)、第二種電気工事士 お問い合わせは↓より

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