電験三種 電験ブログ

「合格体験記」電験三種を独学で合格するための勉強方法


💡おそらくこの記事を開いた方はこれから電験三種を受験する人、または電験スパイラーになりそうな人だと思います。第三種電気主任技術者試験を 独学 で 事前知識ゼロ で 一発合格 した私が自分がした勉強方法と試験の攻略方法についてお伝えします。数ある体験談の中の一つとしてぜひ参考にしていただければと思います。


ちなみに私は「天才」ではないです。
ブロガーの中には「宮廷院卒です」って人もいます。
当然学歴が全てではありませんが、受験資格が無く誰でも受験できる試験でそんな天才の話は参考になるのかなって思ってしまいます。



安心してください、私は凡人です。昨日やった問題も忘れるようなアホです。それでも大丈夫!

一歩ずつ前に進んで合格を目指しましょう!!

電験三種の特徴を知る(勉強を始める前に)

💡勉強を始める前に電験三種がどんな資格なのか把握しておく必要があります。

この資格は毎年合格率10%を切るような難関資格です。ですが、レベルとしては高卒程度とされています。
実際、微分・積分などの高度な数学的知識は不要で、電気科卒以外は事前知識に大差が無いように思います。ではなぜこの試験がこれほどにも難関なのか、理由は以下になります。これを知った上で勉強を初めてください。

① とにかく範囲が広い
② 過去問と同じ問題はほとんど出ない
③ 実務経験がないとイメージしづらい

①とにかく範囲が広い

💡まずこれです。参考書を買うとびっくりします。
参考書は基本一科目につき一冊、しかも結構な量です。特に「機械」。最初は全く分かりませんでした。それゆえに事前知識無しの場合、膨大な勉強時間が必要です。

「電験三種は科目合格があるから、1年目は何科目か集中して取ればいいよ」

とよく言われていますが、私はこの考えには反対です。なぜなら集中して勉強したから必ず取れるという資格では無いからです。後述でも説明しますが、過去問と同じ問題はほとんで出題されません。過去問さえやっておけば合格できる他の国家資格とは別物なんです。


以上のことから初めから2年、3年計画で合格を目指すのは非常にリスキーです。電験スパイラーになることだけは避けなければなりません。これはモチベーション維持の問題でもあります。試験範囲は広いですが、全てを満遍なく勉強し、一発合格する気持ちで試験に臨みましょう!

ポイント

・試験は計4科目。それぞれ範囲が広いが満遍なく勉強する。
・初めから2,3年かけての合格を目指さない。あくまで一発合格を狙う!

②過去問と同じ問題は出題されない

💡この試験では過去問と同じ問題はほとんど出題されないと言っていいです。
試験問題も非常に良くできています。天才集団が作っているんだろうなとつくづく思います。

試験に必要なのは「詰め込んだ過去問の回答」ではなく、「基本となる知識」です。

過去問だけやっていても、そこから問題を少し捻られると途端に太刀打ちできなくなってしまいます。
それが電験三種です。(特に理論科目)
試験に合格するには「なぜその現象が起きるのか」「この公式はどうやって導かれたものか」といったところまで突き詰めて理解しておく必要があります。

ポイント

・過去問と同じ問題はほとんど出ない。
・過去問の類似問題に対応するため基礎力をしっかり磨く

③実務経験のない人はイメージが難しい

💡これもなかなかの課題です。
参考書を読んでいくと、見たことが無い設備や機器の理解不能な図面が載っていたりします
。その設備・機器のメンテナンスや管理業務をしていないとなかなか理解しづらいものです。


もちろんそういうものだと思って暗記するのも良いですが、できればグーグルの画像検索等で構造をしっかり理解することをオススメします。
構造を理解することで忘れにくくなり、関連した知識も理解しやすくなります。

ポイント

・参考書に出てくる図やイラストはイメージが難しい。
・いろんな参考書を読んだり、Googleの画像検索することで構造や仕組みを理解する事が大事。

電験三種合格のための勉強方法

💡ここから私が試験までに行った勉強方法についてご紹介します。私は試験の1年前から勉強を始めました。9月頃からです。事前知識ゼロですが、1年あれば一発合格は可能です。

試験にとって勉強方法というのは非常に重要です。
「どの参考書を使うか」「勉強するの上で何が大事か」といった情報は初めに知っておくことで時間のロスが少なく済みます。
私も初めは合わない参考書を買ってしまい、無駄な時間を過ごしてしまいました。
私の経験をもとに、合格するための勉強方法について記載しましたので、ぜひ参考にしてください。

9月

💡まずは参考書選びからです。
私はあまり下調べをしなかったせいで結果的にとんでもない量の参考書を買ってしまいました

色々な参考書を買って、合格まで辿り着いた結果、
初学者には以下を買い揃えることをお勧めします。

・参考書①(入門書)各科目
・参考書②(中級編)法規除く各科目
・過去問(15年分

参考書にはお金を惜しまない方がいいと思います。
一冊で四科目分書いてある参考書がありますが、あれでは全く足りません。
参考書・過去問についてはこちらの記事に詳しく書きましたのでご参照ください。

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【2022年度版】電験三種おすすめ参考書・テキスト

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自分は参考書①(入門書)4科目分を1周か2周しました。
新しい参考書を買った時って1周目は結構楽しくてパパって読んじゃうんですよね。(新しい漫画買ったような感じ)当然知らないことだらけ、そして範囲の広さを知り、絶望しました。


でも大丈夫、どんな資格試験でも同じですが、まずは参考書を1周して大まかな試験の内容(どんな問題が出るか、どんな試験か)を把握してください。

ポイント

・自分に合った正しい参考書を揃える
・まずは参考書を一周して試験内容を把握

10月〜12月

💡続いてはユーチューブを見て勉強しました。
「電験合格」先生のユーチューブ動画では電験三種の各科目、各単元ごとに解説をしています。
これは初学者、二度目の受験の方問わずお勧めします。

こちらの動画です。

初学者にも丁寧に講義をしてくださっています。今は電験三種の解説をしている動画が増えましたが、色々見た結果
やはりこの電験合格チャンネルの動画が一番分かりやすいと思いました。


一つの動画は30分から90分程度と非常にボリュームがありますが、このクオリティの講義を無料視聴できるのは本当にありがたいことです。先生に感謝です。電験三種の内容は全部で150本ほどありますが、できれば全て見た方がいいです。テキストで独学で学ぶのも可能ですが、人から教えてもらうというのは本当に頭に入ってきます。
特に初学者が突っかかりそうなところをうまく捉えています。

本当に講義を受けているかのようにノートを作って板書するとなお良いです。
試験直前まで使える大事な参考書になります。

動画で分からなかった箇所は参考書で確認し、
それを板書したノートにどんどん書き込んでいくことで
自分だけの参考書を作っていきます。

自分はこんな感じで、各科目ごとにノートを作りました。
(法規科目に関してはほぼ暗記なので、ノートを作る程でもないかも)

①動画見る
②見ながら板書する
③よく分からないところは参考書①(入門書)で確認する。

以下ループでこれを繰り返していきます。
この時期はとにかく基礎固めです。内容を暗記するのではなくて、どうしてその現象が起きるのか、公式の意味・導き方まで理解しておくと良いです。

ポイント

・ユーチューブの電験三種解説動画を見て学習する
・内容は板書しておき、自分だけの参考書を作る
・とにかく基礎固め、「なぜ?」を減らす

1月〜3月

💡基礎が固まってきたのでこの時期くらいから過去問を解き始めました。
何回も問題を解いて「試験問題を解く」ということに慣れていきます。
また、繰り返し解くことで頻出する問題や傾向が見えてきます。

私は左記の過去問を使用しました。
4科目10年分が載っている過去問です。
あまりの厚みから「電話帳」と呼ばれているものですね

非常にボリュームがありますが、その分解説も非常に丁寧です。
何度も言いますが、電験三種で重要なのは過去問の暗記ではなく原理の理解と基礎力です。
過去問の解説を読み込むことは参考書を読むことと同じくらい有益です。

この過去問題集は左に問題、右に回答が記載されており、非常に学習がしやすいです。
よくある「回答は別冊」方式と比較すると問題と回答を行き来するの必要がないので非常に学習がしやすいです。この参考書はオススメです。

他にも色々な過去問題集が出ています。
過去問については下記の記事を参考にしてください。

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【2022年度版】電験三種おすすめ過去問

💡資格試験で重要なのはこの「過去問」です。この第三種電気主任技術者試験においても同じです。 ...

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この時期はとにかく過去問を繰り返し解いていきます。
解いていくときは、「今日は理論を3年分」とか「今日は機械を4年分」といったように勉強するときは同じ科目の過去問を連続で解いていくと試験の性質、傾向が掴みやすいです。

問題を解いていく中で気をつけなければいけないことがあります。
それは「難関な問題は解く必要はない」ということです。


過去問を解いていくと、電験三種の域を超えたような問題がたまに出てきます。こういった問題はスルーで大丈夫です。試験当日も同じです。電験三種という試験は満点を取る資格ではありません。
取れるところでしっかり取ることが重要です。

ポイント

・できるだけ多くの過去問を繰り返し解く(10年〜15年分くらい)
・問題形式に慣れる
・問題の傾向を知る
・電験三種の域を超えたような難問はスルーする

4月~7月

💡継続して過去問を解いていきます。繰り返しです。
このあたりから参考書①(入門書)で物足りなくなってきます。
というより、同じ参考書を読み続けていると中身はよく理解できますが、知識はその参考書止まりです。


過去問を解くことも大事ですが、電験三種という試験においては基礎力が重要になります。
ここから参考書②(中級編)を主に使用していきます。
中にはあらゆる試験において「参考書を複数買うな、一冊の参考書を完璧にしろ」という方もいます。
私は大学受験の時担任に言われました。


そういう試験もあるとは思いますが、電験三種は違います。
基礎力がものをいうこの試験では、参考書という名の【先生】を雇って、いろんな先生の話を聞いて理解を深めることが重要だと思います。


参考書が違えば著者の伝え方も違う、使用する図やイラストも異なるため
参考書①でよく分からなかった部分が解決したり、勘違いしていた部分を修正することができます。

ポイント

・過去問は継続して繰り返し解く
・参考書①(入門書)と参考書②(中級編)併用して基礎力を上げる

8月(試験直前)

💡いよいよ終盤です。
ここからはしっかり時間を計測してより実践方式で問題を解いていきます。
各科目の試験時間は以下の通りです。

理論:90分 (9:15〜10:45)
電力:90分 (11:25〜12:55)
機械:90分 (14:15〜15:45)
法規:65分 (16:25〜17:30)

練習でも上記の時間で過去問を解いていきます。とはいっても一度は解いている問題ばかりなので、割と時間的余裕は感じるかもしれません。早いと試験時間より30分くらい早く解けるかもしれません。
実際は見たことない問題ばかり出てきますので、この時点でだいぶ時間的余裕を持って解けるようにしておきたいところです。


ですが大事なのは一問一門時間を意識しながら解き、本番をイメージすることです。
一問にかけれる時間はどのくらいか、何分くらいかかったら問題を飛ばすか、自分の中でルールを決めると良いと思います。人によっては過去問の中の1年分は残しておいて試験直前に腕試しをするという方もいます。
自分はあまり意味がないと思うので過去問はある分だけ解いてできるだけ多くの問題に慣れておきましょう。

また、参考書や自分で作ったノートを今一度見返してください。
範囲が広いために、最初の方に解いた基礎問題を忘れていることがあります。
最終チェックも大事です。

ポイント

・本番のように時間を意識して問題を解く
・一問にかける時間を決めておく
・基礎を振り返る

まとめ

💡ここまで読んでいただいきありがとうございました。
ズラズラと自分の経験をもとに電験三種攻略法を書かせていただきました。
まとめると大事なのは次の3つです

①試験勉強は継続する
②基礎をしっかり抑える
③できるだけ多くの問題を解く

①試験勉強は継続する
試験範囲は非常に広いです。
覚える量が多い為、参考書で覚えた文言や公式も、一週間後には全然覚えてないなんてことはよくあります。
一週間ならマシですが、二週間や三週間となると、「覚える→忘れる→覚える→忘れる」のループが続き、なかなか次に進むことができません。
この試験を受ける人は社会人の方がほとんどだと思います。
仕事をしながら勉強するのは本当に大変ですが、どうか隙間時間を見つけて1日1時間でも勉強する習慣をつけてください。

②基礎をしっかり抑える
何度も言いますが、この試験では基礎力が大事です。
過去問と同じ問題はほぼ出ないため、実際の試験では見たことが無い問題ばかりに感じると思いますが、基礎がしっかりしていれば案外単純な問題だったりします。
勉強する上では参考書の隅々まで読むこと、図やイラストを画像検索してしっかり基礎を押さえましょう

③できるだけ多くの問題を解く
過去問と同じ問題は出ないといえ、やはり過去問も大事です。
問題を解いて傾向を知り、解説を読んで基礎力を上げます。
少なくとも10年分、できれば15年分は解きたいところです。

この記事は以上になります。

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もち

メーカーで電気主任技術者やってます。1993年生まれ。保有資格:第三種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、エネルギー管理士、ガス主任技術者(甲種)、第二種電気工事士 お問い合わせは↓より

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