電験三種 電験ブログ

【2022年度版】電験三種おすすめ参考書・テキスト

💡電験三種のテキストを紹介します。
電験三種のテキストで重要なのは中身のレベルです。初学者には初学者用の参考書を。高校や大学で電気科卒など事前知識がある方はそれなりの参考書で学習することで効率よく学習することができます。
私も初学者でしたが、試験を受験する方には初学者も多くいると思います。
電気科を卒業している方は認定という手段もありますからね。

よって、受験者のレベルによって以下の様に参考書を買い揃えて学習することをお勧めします。

初学者:参考書①(入門書)+参考書②(中級編)+過去問
電気科卒(事前知識有り):参考書②(中級編)+過去問

初学者には、参考書①(入門書)と参考書②(中級編)を買うことをオススメします。
初学者がいきなり参考書②(中級編)を読み進めると絶対に挫折します。
かといって参考書①(入門書)だけでは足りません。


初学者も事前知識有りの方も同様ですが、
勉強する上で2つの参考書を使うことは、それぞれの不足分を補うことができるので非常に理解が深まります。
図やイラストも色々なものを見ることで理解しやすくなります。

特に電験三種という資格は基礎力が重要な資格です。参考書の隅々までしっかり理解しておく必要があります。この記事では私の個人的感想で参考書を評価して紹介しています。
参考書選びの参考にしてください。

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参考書①入門書のオススメ

みんなが欲しかった!電験三種 理論の教科書&問題集(TAC)

オススメ度 ★★★★★

まずはTAC社から出版している「みんなが欲しかった」シリーズです。
すごい名前ですね。私もこれを使用していました。
この参考書は本当に初学者に分かりやすく書かれています。
一番の特徴は全ページフルカラーと多くのイラストを使用して解説をしていることです。

教科書&問題集とあるように、中は2つの冊子で別れています。
教科書編だけだと小説一冊くらいの厚さで、文章もぎゅうぎゅうに詰まっているわけではなく、
分かりやすいイラストが多く非常に読みやすいです。
問題集編は過去問からの抜粋になっています。
中身はあえて難問は乗せていないように感じました。
初学者が挫折しにくい参考書と言えます。


メリット

①他では珍しい全ページフルカラーであり、初学者にとっては非常に読みやすい。
②図やイラストはこれでもかというくらい多く、フルカラーで分かりやすい。
③基本的な内容が多いが、解説はかなり親切に書かれており、とにかく一から電気のこと電験三種のことを学ぶにはオススメの一冊。
④電験書籍売り上げNo.1、、らしい。

デメリット

①とにかく初学者向け。合格を目指すにはもう一冊参考書が欲しいところ。
②参考書と問題集の2冊構成で参考書としてはかなり厚みがある。(メリットかも)

電験三種やさしく学ぶシリーズ(オーム社)

オススメ度★★☆☆☆

前述の「みんなんが欲しかったシリーズ」同様に、初学者向けの参考書です。
名前の通り、他の参考書に比べると比較的丁寧に解説が書かれています。

メリット

①解説は非常に分かりやすく、初学者向けに書かれている。

デメリット

①計算式の誤りがある。参考書には意外とあることだが、少し校正が甘い。
②正直これを買うなら「みんなが欲しかったシリーズ」で良い。

参考書②中級編のオススメ

電験三種これだけシリーズ(電気書院)

オススメ度★★★☆☆

電験三種の参考書の中では定番のシリーズです。
名前にあるようにとにかくポイントを抑えて、重要項目に焦点を当てて書かれています。
他と比較すると参考書としての厚みもそれほどなく、重要項目だけをまとめたような一冊です。
厚みが無い分解説もそこそこです。初学者にはしんどいと思います。

メリット

①重要項目だけをまとめた一冊であること。
②2冊目の参考書として重点項目の確認、深掘りとして使うには良い。

デメリット

①解説や途中式は省かれている部分も多く、初学者には向いていない。
②電験三種は重要項目だけ抑えれば合格できるほど甘くない。正直これだけでは合格は難しい。
③これは参考書あるあるだが、解答が後ろの方にあり、問題と解く際に行ったり来たりする煩わしさがある。

完全マスターシリーズ(オーム社)

オススメ度★★★★☆

電験界隈では有名な参考書です。
その名の通り、電験三種の内容を完璧に網羅しており、
この参考書の内容を完璧にすれば合格できるといっても過言ではないと思います。
ページ数も多く非常に内容の濃い参考書です。

ただ、発展した内容(三種では必要ない微積での解法等)もあり、
電験三種の参考書として行きすぎているような気もします。

2冊目の参考書としてオススメしたい参考書です。
また、いずれは電験二種合格もしたいと考えている方にとっては良い参考書です。

メリット

①中身がうまくまとめられており、電験三種の参考書の中では完成された一冊と言える。
②この一冊を完璧にすれば、合格する力は確実に身に付けられる。
③電験二種も視野に入れている方はオススメ。

デメリット

①難易度は高い。初学者が最初にこの参考書を手にすると挫折する可能性あり。
②オーバースペックな部分がある。ある程度他の参考書で勉強した上で、電験三種の範囲を見極めて使う必要あり。

番外編

北爪先生が教える! 電験三種計算問題が一番解ける本(オーム社)

オススメ度★★★☆☆

計算問題に特化した過去問題集です。
電験三種ではこの計算問題を制する事ができるどうかが合格を大きく左右します。
過去問題集をやり切ったてもう少し問題を解きたい方、計算問題の力を力を付けたい方にオススメできる一冊です。
ただ、内容は初学者向けではありません。解説は若干不親切な部分もあり、ある程度力をつけた上で読み進める必要があります。

メリット

①計算問題だけを収録している数少ない問題集であること。計算問題を解く力をつける事ができる。
②手持ちの過去問題集を一通り解き終え、合格への確実な力をつけたい方にはオススメできる。

デメリット

①解説は不親切であり、初学者向けではない。
②解答が後ろの方のページにあり、問題を解答をいったり来たりする必要があり少し不便に感じる。

  • この記事を書いた人

もち

メーカーで電気主任技術者やってます。1993年生まれ。保有資格:第三種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、エネルギー管理士、ガス主任技術者(甲種)、第二種電気工事士 お問い合わせは↓より

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